中津雅美 / Masami Nakatsu

1982年 東京生まれ
2007年 東京造形大学デザイン学部SP専攻卒業
2011年 多治見市陶磁器意匠研究所、第52期技術コース修了
2014年 第10回国際陶磁器展美濃、入選
2015年 美濃陶芸の明日展2015(美濃焼ミュージアム)
2020年 やきものの現在 茶碗に挑んだ麒麟児たち(ギャラリーヴォイス)
2021年 MINO茶碗100(とうしん美濃陶芸美術館)




意匠研卒業後、多治見市にて作陶を続ける中津雅美さん。
現在は、土の塊をワイヤーでカットしてその断面を活かしながらそのまま器に仕上げる『海をはらむ』というタイトルのシリーズに精力的に取り組んでおられます。
作品やタイトルを見れば一目瞭然の、造形的かつアート色の強い作風が魅力です。

ただ、こういった作風の作家でここまでぐい吞を丁寧に作りこんで下さる方は少ないように思います。
集中して手を動かすことが楽しく、細かい作業を黙々とこなすことが出来るぐい吞制作は好きだとおっしゃっておられましたが、我々からすると喜ばしい限り。

内側は外形を崩さずかつ調和がとれる範疇で、滑らかに掘りこんでいます。
口辺(くちべり)は飲みやすいように整えつつも全体の造形を損ねていません。茶碗で山道と呼ばれるうねりの出しかたが巧みで非常にセンスを感じます。
高台も高い物に低い物、1つずつ形を変えて工夫が見られます。


実は出産を期に作陶を控えており、本格的に作陶を再開したのが最近とのこと。
ですのでまだ広く知られておらず、手に取ったことがあるという方はほとんどいないかと存じます。
このような作家様をご紹介できることを大変うれしく思うとともに、お客様には必ず気に入って頂けると確信しております。